10/4(日)昼夜、あれから10年 太陽とシスコムーン LIVE 2009 Last & New Decade @渋谷club asia P

club asia P

僕は太陽とシスコムーンをリアルタイムでは見ていませんが、2002年に稲葉さんが松浦さんのコンサートツアーに出演して以来丸7年、稲葉さんの歌う現場を最優先に足を運びました。稲葉さんのソロももちろん素晴らしいのだけれど、いつか太陽とシスコムーンを生で見たいと思っていました。その夢がついに叶いました。


会場のキャパはスタンディングで300人、ステージはエッグのデリステが行われた赤坂のサカスステージよりも小さいものでした。そこで昼公演は幸運にも最前列。柵とステージの間も狭く、ちょっと手を伸ばせばステージに手が届きました。夜は最後方でしたが、会場自体狭いうえに後方は階段状に高くなっているので見やすいところでした。


一番聴きたかったのは「Everyday Everywhere」。稲葉さんのソロでは何回も聴いていますが、これは曲の構成上、ひとりで歌うのはやや無理があります。なのでこれを太陽とシスコムーンで聴きたかった。それがこのコンサートの1曲目でした。ああ、これが太陽とシスコムーンなのか、と実に感慨深いスタートでした。歌の仕事からは遠ざかっているはずの信田さんが全くブランクを感じさせないのに驚きました。


歌を聴かせてくれたら今度は激しいダンス。2曲目は「HEY!真昼の蜃気楼」。稲葉さんのキレまくりの躍動感と信田さんの体操選手的優雅さ。経歴的に一番不利な小湊さんは、だからこそ人一倍レッスンを頑張ったんだろうなということが伝わってきます。これが昼公演の最前だと目の前1mで繰り広げられたわけですから、何ていう至福のひととき!このようにして、これぞ太陽とシスコムーン!という象徴的な2曲から始まり、アルバム曲の多くはメドレーで処理したものの持ち歌を全曲披露してくれました。


残念ながら参加できなかったルルは、ラストライブ時の映像(メンバーが持っていた資料用ビデオテープ)と、スタッフが上海に行って撮ってきたビデオメッセージを上映する形で「出演」しました。さらに続く「丸い太陽」では冒頭のルルパートをPVで、それを受けて他3人がステージに登場する構成でした。


MCはこの復活ライブ実現に至るいきさつが主な話題。現在ソロで音楽活動をしている小湊さんは、たびたびファンの人から太シス復活を望む声を聞きながらもそれは難しいと思っていたところ、もし復活ライブをやるなら9年目でも11年目でもなく、キリのいい10年目にやりたい。これを逃したら出来ないかもしれないと思い立ち、まず稲葉さんに連絡を取ったとのこと。稲葉さんが難関。稲葉さんの事務所のOKさえ出れば、信田さんは何とかなると。
稲葉さんも太シスの復活は無理だと思っていて、でも小湊さんからの電話を受け、やりたいと声を上げたら周囲の人たちの協力を得られて実現できた。無理だと決めつけちゃダメなんだと。
信田さんは、人はすぐ「○○だから出来ない」と出来ない理由を探してしまう。そうではなくて「○○だから自分には出来る」という発想をすべきだと、講演会風に(笑)語ってくれました。


昼公演アンコール後、ステージから客席をバックに記念撮影。太陽とシスコムーンブログに貼ってあります。僕も最前で写っています。また1枚、稲葉さんと一緒に写った写真が増えて幸せです。夜公演では記念撮影の代わりに1曲、「Magic of Love」。ラストを飾るに相応しいハッピーな曲で、僕の1番好きな曲です。稲葉さんもバスツアーのときに1番好きな曲として挙げていました。


夜公演終了後、メンバーが物販窓口に立ってグッズTシャツの手売りという嬉しいサプライズ企画。夜は最後方にいたこともあって、列が長蛇になる前に物販に並ぶことができました。僕の番が来て、稲葉さんの「いつも来てくれる人だ〜」というニュアンスの、ちょっと目を細めて嬉しそうにしてくれる表情は僕にとっても最高に嬉しい。3人に挨拶して握手をし「Tシャツは何色にしますか?」との問いにあえて即答せず「何色がいいでしょうかねえ?」と尋ねると「無難に行くなら黒、冒険するなら紫ですねえ」との答え。「では冒険します!」と(僕は夏のデリステで空間ゼリーのピンクTシャツ着てたぐらいですからそれに比べたら全然冒険じゃないんですがw)紫を選び、お会計を済ませてあらためて挨拶して立ち去ろうとしたその時、稲葉さんが「とさかさん・・・ですよね?」えええ!!!???何この史上最大のサプライズ!「お、覚えてくれてたんですか!ぁぁあありがとうございます!嬉しいです(泣)!」


コンサートだけで十分成仏できたのに、最後の最後に成仏のダメ押し。名前を覚えてもらって呼んでもらうのは嬉しいですね!ヲタ冥利に尽きますね!帰り道で連れの友人がいなければ、嬉しさの余り道玄坂をスキップしながら下るところでした(笑)。でも何故だろう?稲葉さんから顔は覚えてもらってました。名前はファンレターの類やブログの書き込みで覚えてもらえたとして、何故顔と名前が一致したのだろう?エッグ握手会のループ厨みたいに売名行為に励んだ覚えはないのに。まあ、いいか。YES!しあわせ!


01.Everyday Everywhere
02.HEY!真昼の蜃気楼
03.Hey You !
04.Sunrise それでも陽は昇る
05.メドレー(沈黙〜Versus〜Be Cool Down〜かわいい男性〜Get On My Love)
06.宇宙でLaTaTa(信田宙返りあり)
07.愛する人へ(RuRu・ラストライブ時の映像)
08.メドレー(Don'tStop恋愛中〜ゴーゴー東京〜またやっちゃった(小湊)〜Office Love(信田)〜愛の回数(稲葉)
09.丸い太陽
10.Be My Love
11.オーディション時の課題曲(I'll Be There、夜はI'll Be ThereとQueen of the Night)
12.月と太陽
13.ガタメキラ
14.Magic of Love
15.Endless Love
EC01.ズルい女
EC02.YES!しあわせ
EC03.Magic of Love(夜公演のみ)