9/22(火)昼、松浦亜弥コンサートツアー2009秋〜想いあふれて〜@ハーモニーホール座間

松浦亜弥

松浦さんは自身のブログで、レコーディング活動に専念するために、少なくとも2〜3年はLIVE活動をやらないと宣言しました。実際にはどこに行っても同じ顔ぶれを相手にしたルーティンワークに嫌気が差してしまったのではないか、このまま引退して社長になってしまうのではないか、などと憶測をめぐらせずにはいられませんでした。


そんな松浦さんの真意を確かめるべく行ってきた今日のコンサートですが、松浦さんが「9年間のまとめ、ベストアルバムならぬベストLIVE」と言ったとおり、とてもすばらしいものでした。
思えばここ数年、松浦さんはコンサートのたびに新たなことに挑戦しています。今回は観客のリクエストに答えて歌うコーナーがありました。これは決してルーティンワークとは呼べない刺激的なものであるはずです。またその際の観客とのやり取りや、コンサート全体を通してのトークなどから、松浦さんの観客への親密度が増してきているように思えました。観客を信頼し、感謝している気持ちがよく伝わってきます。
僕が危惧したことは全くの見当はずれで、しばらくしたらまた松浦さんはコンサートの現場に戻ってくるでしょう。


最も印象に残った曲をふたつ。ひとつは初期ヒットナンバーのメドレーの中から松浦さんのデビュー曲。「心にあやーやいっぱーい!」は今までに何十回叫んだかわかりません。会場の一体感を強く感じられるこのフレーズ、最後ですから思いっきり叫んできました。そして走馬灯と言うほど鮮明ではありませんが、健気な少女だった頃の松浦さんを応援すべく足繁くコンサートに通った日々が思い出されました。
もうひとつはラストの、最新アルバム表題曲。松浦さんの歌声が天から降ってきて、会場中がそれに包み込まれるような感覚。サイリウムを振る客がほぼ皆無で、皆、微動だにせず松浦さんの歌に聴き入っていました。