8/17(日)、2008限定 大阪パフォーマンスドール夏祭り!!〜15年目の夜だから〜@渋谷BOXX

O.P.D.

1993年の結成から15年、1997年に活動が自然消滅という形で休止してから11年振りの限定復活ライブです。出演は第1期のCDメンバー、F/Unitの武内由紀子稲葉貴子、古谷文乃、上田美穂、中野公美子と第2期の重元直美の6人。活動休止後も一緒にご飯を食べるようなつながりが続いていて、去年6人で一同に会したとき復活ライブの話が出て、その後地道にレッスンを重ねてきたとのこと。


歌もダンスもハロプロで現役の稲葉さんが群を抜いていましたが、他のメンバーのパフォーマンスもなかなかのもの。歌は全員上手いですね。ダンスのキレは重元さんが今ひとつでしたが、現在は芸能界を引退して1児の母であることを考えれば頑張っていたと思います。ところがもう1人、同じく芸能界を引退している上田さんは完全にアイドルに戻っていました。しかも一般人にしておくにはもったいないかわいさです。僕は最前列にいたのですが、しばしば見つめられるように目が合ってドキドキでした(笑)。古谷さんもかわいかったし、中野さんはモデルさんのように細くて美人だし、武内さんは最年長35歳には見えない若々しさで、パフォーマンスだけでなくルックスのレベルの高さも驚きでした。


ところで僕はOPDが活動していた当時のことは知りません。ハロプロで好きになった稲葉さんを通してOPDを知りました。この復活ライブもOPDだからではなく稲葉さんが出るライブだから行ってみたようなもの。稲葉さんだけでなくOPD自体を楽しめるかどうかは未知数でした。特にこのライブはメンバーにとっても当時から応援していたファンにとっても同窓会のような意味合いが強いだけに、当時を知らないことに多少の引け目を感じていましたし、閉じた同窓会的一体感のカヤの外に置かれるのではないかという思いさえありました。


しかしライブが始まると、そのように思った自分を大いに恥じることになりました。ライブは決して内輪のお楽しみなんかではありませんでした。年齢やブランクに妥協することなく今のOPDが今できることを最大限に、当時を知る観客にも知らない観客にも等しく伝えようという気持ちが感じられました。楽曲も色あせた感がなく、10代の少女が歌っていた歌を30過ぎの女性が歌うミスマッチ感がありません。それはメンバーが内面外面ともに若さを保ち続けているだけでなく、観客よりも誰よりもステージ上のメンバー自身が今この瞬間を最も楽しんでいることからくるマジックかもしれません。僕もそんなメンバーひとりひとりに魅了され、視線が稲葉さんのみに集中することはあまりありませんでした。最前列だったのですが、むしろ稲葉さんにはあまり目の前に来てほしくない、もっと他のメンバーも見たいから、とさえ思いました。


次回、5年後とか10年後とか節目の年にまたライブをやってほしいです。そのときには稲葉さんのファンとしてではなくOPDのファンとして参加するつもりです。