10/21(日)夜、矢口真里・稲葉貴子カジュアルディナーショー

矢口稲葉色紙

遅くなってしまいましたが先週のディナーショーのレポです。このふたりのディナーショーが開催されるのは5回目になります。過去4回は去年の2月、6月、9月、12月だったので5回目まではかなり間隔が開きました。



今回は「恋」というテーマで選ばれた10曲でした。


1.矢口・稲葉「恋の始発列車」(モーニング娘。
2.矢口・稲葉「I&YOU&I&YOU&I」(タンポポ)客席巡回
3.稲葉「初恋」(aiko
4.稲葉「大阪 恋の歌」(モーニング娘。
5.稲葉「Everyday Everywhere」(太陽とシスコムーン
6.矢口「遠く遠く」(槇原敬之
7.矢口「恋しくて」(BEGIN)
8.矢口「となりのトトロ」(同名アニメ主題歌)
9.矢口・稲葉「Magic of Love」(太陽とシスコムーン)客席巡回
10.矢口・稲葉「何にも言わずにI love you」(モーニング娘。


本来なら1曲ずつ振り返りたいところですが、今回は稲葉さんのソロ曲が圧倒的に素晴らしすぎてそれどころではありません。


aikoの「初恋」。こういう曲を歌ドキッ!でも歌ってほしかった!歌ドキッ!において稲葉さんはあまり曲に恵まれず、歌唱力を活かせる曲がほとんどなかったのです。歌ドキッ!に稲葉さんが出演するのを楽しみにしつつもいざ出演してみるともの足りない、という日々が続いていたところに、ディナーショーという最高の場面で稲葉さんの力量が十分に発揮される曲を聴くことができました。
決して易しくはないこの歌を稲葉さんは完璧に歌ってくれました。サビはまさに鳥肌ものでした。後日You Tubeでこの曲のPVを何度も視聴したのですが、サビのところにくると聴こえてくるのはaikoの歌声ではなく稲葉さんの歌声であり、aikoの映像を見ながらも心の目に映るのはディナーショーで歌う稲葉さんの姿です。それほど深く、耳と心に刻み込まれる歌でした。


大阪 恋の歌」。冒頭のセリフ、吉澤さんよりも抑揚が滑らかで、あれ?吉澤さんよりも大阪弁っぽくない?なんて思ってしまいましたが(笑)、吉澤さんの大阪弁の方が抑揚がデフォルメされていて不自然なのかもしれません。
歌の出来は稲葉さんとしては普通だったと思います。それよりもこの曲を聴くとどうしても矢口さんのモーニング脱退を思い出してしまいます。幕の向こうに矢口さんがいるのですから尚更です。


「Everyday Everywhere」。この曲は以前のディナーショーや後藤さんのコンサートで何度も聴いています。ソロの稲葉さんの代表曲であり定番曲です。それゆえモーニングにおけるラブマやI wishほどではないにしろ「使い減り危惧曲」でもあります。
ところがいざ始まってみると、使い減りどころかますます磨きがかかっていたのです。今までと一味違いました。一言一言によりいっそう情感か込められ、お芝居のセリフをメロディに乗せているような、歌っているような語っているような不思議な感覚です。
歌が終わると、拍手が沸き起こるタイミングがほんの一瞬ですが遅れたような気がしました。それだけ稲葉さんの歌に観客が圧倒されたということでしょう。


これで稲葉さんのソロコーナーは終了です。稲葉さんへの拍手とともに矢口さんが登場してトークが始まりましたが、僕は「Everyday Everywhere」の余韻にもっと浸っていたかったし、もうこれ以上、どんな歌も音楽も耳に入れたくない、この「Everyday Everywhere」の余韻と記憶のみを抱えて生きて行きたい、それが無理なら今すぐ無人島に行くか棺桶にでも入りたい、と思ったほどでした。


恒例のポラ晒しは次回の日記で。