8/24(金)歌ドキッ!

稲葉さんと前田さんによる中島みゆきの「悪女」でした。大人の歌ドキッ!でした。
この曲がリリースされたとき僕は中学1年生で、歌詞の意味なんかさっぱりわかりませんでしたし、わかろうともしませんでした。ただ「マリコの部〜屋へ〜♪」のところを「マリコの屁〜くさい〜♪」などと替え歌していたバカな子どもでした(笑)。
そのまま四半世紀が過ぎ、今回あらためてこの曲の歌詞を読んでみました。すると当時はわからなかった歌詞の意味が今初めてわかった気がします。「悪女になるなら裸足で夜明けの電車で泣いてから」の理由も「女の付けぬコロンを買って深夜の茶店の鏡でうなじに付けた」理由もわかった気がします。
これはもう昭和歌謡シアターの世界ですね。いいお芝居が一本出来そうです。なるほどこの歌の世界を表現できるのはハローにおいては稲葉さんと前田さん、あとは中澤さんぐらいでしょう。いくら歌が上手くても他のメンバーでは若すぎます。
僕は稲葉さんが好きですし、前田さんの歌を聴くのも楽しみです。ですから今回ふたりが歌ドキッ!で一緒に歌ったことそれ自体ももちろん嬉しいのですが、他でもない「悪女」を歌うことによって、歌世界がふたりの歌唱を生かし、ふたりの歌唱がこの歌世界を生かしている、そんな歌と歌手との理想的な関係を見ることができたように思います。