5/20(日)夜、「私を土星に連れてって」@池袋シアターグリーン

稲葉貴子

最後列での観覧でした。ハコが小さいので最後列でも十分楽しめました。昼公演同様楽しいのは稲葉さんと、前の日記ではお名前を出しませんでしたが土星役の横内亜弓さんが客席最後方に登場する場面です。横内さんはニコニコしながら舞台に向けて手を振っているような役どころなので、観客に手を振られると皇族の方のようなスマイルで手を振り返していました。稲葉さんはシリアスな演技なので観客から手を振られたり振り返したりはありませんが、その場所での演技が終わると周囲の観客に向けて「お騒がせしました!」「失礼しました!」などと一声挨拶してから急いで舞台に戻ります。一瞬の間でも惜しい状況なのに礼儀を欠かさない稲葉さんの姿勢には非常に好感が持てました。
この公演が千秋楽・最終公演だったのですが、かつてのごまコンやハロパの千秋楽における着ぐるみ演出のような特別なサプライズはありませんでした。お芝居も通常通りでカーテンコールもとてもあっさりしたものでした。それくらいがちょうどいいと思います。あまり特別なことをされたら、観覧できなかった人は悔しいですからね。
ひとつサプライズらしきものを挙げれば、安らぎのローブで観客が浄化され、劇中のロールプレイングゲームが終わるとリョーマとランマルが舞台から降りてお笑い芸人のMCのような素のトークをする場面があります。そこでA-15に座っていた僕のヲタもだちがランマルに稲葉さんのポストカードを手渡しました。ランマルとリョーマといえばヴィーナス姫をめぐるライバルですからそのあたりのトークに発展するのを期待したのですが、ふたりのトークはいつもぐだぐだなので(笑)残念ながら思うようにはならず。しかし稲葉さんが登場し、カードにキスをして颯爽と立ち去って行くサプライズが!トークが終わってカードはランマルがそのまま持って行きましたが、そ、そのカード欲しい!!!(笑)