5/20(日)昼、「私を土星に連れてって」@池袋シアターグリーン

inabaatsuko2007-05-20

昨日までに観覧した3回は、2列目(A列8番)、3列目(B列9番・10番)と、ずっと同じような前の席でした。今日の昼は11列目にあたる高いところから、初めて舞台全景を容易に見渡すことができました。前の席だとダンスシーンなどは注目した1人とその周囲しか視界に入らないのですが、ここからなら高いところで踊っている人も含めて全体のフォーメーションが一望できて世界が広がりました。別のお芝居を見ているような新鮮な感じでした。
そして座席番号は14番、右側は通路でした。ここは稲葉ヲタ的にはある意味最良のポジションです。観覧された方ならおわかりでしょう、ここはブルーウォーターに捕らえられたヴィーナス姫、つまり稲葉さんが登場する場所のすぐそばなのです。振り向いて斜め上を見上げると通路を挟んで稲葉さんがいるのです。ただし稲葉さんは真剣に演技をしている最中なので手を振ったり声をかけたりしてレスをもらえるような状況ではないのですが、イチ推しメンの熱演を間近でみることができて最高でした。
またそこはイエロー役の女優さんが土星をぶら下げて登場する場所でもあります。前の席にいたときは土星の模型と女優さんの顔しか見えなかったので、初めてその女優さんの全身を目の当たりにしました。独特の形にデザインされ、身体のラインがくっきりわかる悩殺水着風コスチュームでした。そんなあられもない格好の女性がすぐそばを歩くものだからもうドキドキでした(笑)。
さて印象に残ったシーンをもうひとつ。トイレットペーパーをたくさん抱えた小津さんとノボルがぶつかりペーパーが床に散乱します。それを出演者全員?が拾って両手にひとつづつ持ちダンスをするのですが、ペーパーがひとつだけ舞台左隅の遠いところまで転がっていたのです。誰もそれに気づかず、あるいは気付いていても取りに行けなかったのかもしれませんが、ペーパーがひとつ転がったままダンスが始まりました。
左手で踊り始めた斉藤さんがそのペーパーに気付いたようで、「あちゃー(><;)」といった表情を浮かべました。「あたしが取りに行かなきゃいけなかったのに」とでも思ったのでしょうか。斉藤さんら前で踊ったメンバーが後ろに下がり別のメンバーが前に出てくると、ミドリヤマ部長がペーパーひとつで踊っていました。ミドリヤマ部長は踊った後舞台左手に移動するのですが、その際とても自然な流れでペーパーを拾いに行ってから自分のポジションに戻りました。
ミドリヤマ部長はペーパーの転がった位置を把握していて、後で自分が取りに行くつもりであえてひとつしかペーパーを拾わずにダンスを始めたのでしょうか。あるいはペーパーが遠くに転がった場合は、どこに転がったら誰がどのタイミングで拾うのか決まっていたのでしょうか。いずれにしろ実に見事な流れには感心しました。プロの仕事を見ました。