1/20(土)昼夜、エルダコン@名古屋市民会館

中澤裕子・矢口真里

稲葉さんの見どころは、聴きなれた「ガタメキラ」よりも「三角関係」です。稲葉・大谷・柴田・松浦のオリジナルメンバーで聴けたのが嬉しいです。稲葉さんの情感たっぷりの熱唱に他のメンバーも負けていないのがまた嬉しいです。
他に見どころと言えば、僕にとっては稲葉さんがステージ上にいる限りは全て見どころなのですが(笑)。他のメンバーが歌っているときでも、応援席にいる稲葉さんが気になって仕方がありません。たとえば「革命チックKISS」では、あさみやみうなを見たいのに応援席にいる稲葉さんの振りコピをしてしまいます。いっそのこと稲葉さんがこのコンサートに出演しないでくれればもっと他のメンバーが見られるのにとさえ思ってしまいます(笑)。


そんな中、このコンサートでは松浦さんと後藤さんの存在感が際立っていました。
松浦さんの「dearest」は凄過ぎでした。これは君のリサイタルなのか?これは代々木SPか?と思わせられました。ハロプロ内で高い歌唱力を誇る稲葉さんや前田さんもびっくりではないでしょうか。
後藤さんには、ハロプロ臭の抜けた楽曲と圧倒的なダンスに、これはハロコンなんだぞ!空気読め!と思いましたが(笑)、いやむしろハロコンだからこそ持ち歌を披露するのが本来の形。いろんな人のいろんな曲を聴けるのがハロコンのいいところ。
ですから前田さんや中澤さんの持ち歌も聴けてよかったです。ただ中澤さんは「うらら」のような曲で老け込むのはまだまだ早い。「東京美人」や「DO MY BEST」のような路線で攻めてほしいです。


さて、このコンサート一番の目玉は今までハロコンではMC専門だった矢口さんの歌解禁です。僕は矢口さんの歌自体はディナーショーなどで何度も聴く機会がありましたし、今回歌出演があるのも知っていましたので、まずは圭ちゃんとの「ウソツキあんた」は冷静に聴けました。ふたりのきれいなハモリが楽しめます。
そして「未来の扉」、これには泣けました。矢口さんはモーニングを「卒業」していません。ですから2005年夏ハロコンで娘。卒業生全員がラブマを歌ったとき矢口さんは参加できませんでした。以後徐々に歌える機会が増えてきても、それは「ソロ・矢口真里」としてであって「モーニング卒業生・矢口真里」ではなかったのです。それが今回、中澤さん、飯田さん、なっち、圭ちゃんと一緒に歌えたということは、事務所から卒業生として認めてもらえたのではないか、悪くとも「除籍」から「退学」には昇格したと思います。いずれにせよ、ディナーショーやFCツアー・イベントなどのソロ活動だけではなく、ハロプロのコンサートで歌えるようになったのは大きな一歩です。この曲に参加できたことで、矢口さんの新たな未来への扉が開いたと言えるかもしれません。