8/18(金)リボンの騎士

石川梨華

席は15列センター。辻さんピエールを初めて観ました。初登場シーンでは椅子に座っているのかと思うほど小さく、かわいらしく見えました。牢番よりも大臣の息子役を見てみたいと思いました。ハロモニ劇場の頑固一家みたいになってしまうかな(笑)。しかし外見のかわいさとは裏腹に、苛立ち、怒りの演技は実に迫力がありました。

石川フランツを観たのは8/5以来。歌が上手くなっていたように思いましが、それでも歌も演技も松浦フランツや安倍フランツの方が安心して観ていられます。しかしミュージカルという場においては、石川さんの大映ドラマ的過剰演技の方が舞台映えするのかもしれません。

これまで石川、安倍、松浦、松浦、石川の順番で3人のフランツを観てきました。3人を比較して甲乙つけるのは難しいのですが、僕の好みでは松浦フランツが一番です。王子としての育ちの良さ、気品を感じます。さわやか王子です。

石川フランツは熱の入った演技が好評です。上でも書きましたが舞台映えする演技です。存在感があります。最も高い評価をあげたいところですが、僕の好みしかし僕の好みの問題として、少々クドいというか、ガツガツし過ぎているような気がします。同じクドさでも、石川さんが淑女を演じているときのクドどさは好きなんですけど(笑)。亀井さんやれいなやさゆを観ようと思っても、引き寄せられるように石川さんを観てしまいます。冒頭の「Mystery of Life」のギラギラ感も、往年の圭ちゃんを思わせるようでクセになります。隣で歌い踊るミキティと比べると、その差は歴然です。

安倍フランツは現時点で一番過去の記憶となってしまったこともあり、印象が薄くなっています。明日25日は昼夜観覧しますので、安倍フランツをじっくり味わってこようと思います。