10/23(日)矢口真里・保田圭ディナーショーその3(アンケート・ポラ写・握手)

6年前の矢口真里

終演後、アンケートの記入です。アンケートの設問は大別すると、料理、接客、会場設備などレストランのサービスに関するものと、ライブに関するがあります。

サービスに関するアンケートの回答はけっこう反映されてるようで、パンにバターが付くようになったのはアンケートによるものだと聞いたことがあります。パンはおかわりができるのですが、前回行ったとき僕のテーブルにはパンを持ったお姉さんが来てくれませんでした。それを恨みがましくアンケートに書いたところ(笑)、今回はめでたくパンのおかわりをゲットできました。
料金についての設問もあります。高い・普通・安いのいずれかに○をつけるのですが、ショーの終わった直後だと、感動のあまり「これで14000円は安い!」と感じてしまいがちなので注意が必要です。


ライブに関する設問は、一番良かった曲、印象に残ったシーン、今後聴いてみたい曲、出演者へのメッセージ、などです。これは出演者がとても楽しみにしているようで、終わってからすぐ目を通すらしいです。普通のファンレターだと、事務所の検閲を受けてから本人に渡されるのでタイムラグがあると言われていますが、このアンケート、すぐ読んでくれるならば俄然強めに思いの丈を綴りたくなります。時間をかけて熱心にたくさん書いている人が多いようです。


アンケートを書き終えたらポラロイド撮影&握手の列に並びます。撮影や握手の様子は暗幕で遮られているので、並んでいるときには全く見えません。並びながら自分の番がだんだん近づいてくるひとときが一番緊張するかもしれません。子どもの頃、学校でインフルエンザの予防接種の列に並んだときのようなドキドキです。
しかし、ただドキドキしているわけにはいきません。高速握手会とは違って、10〜15秒ぐらいは普通に話ができますので、話すことを頭の中でしっかりまとめて、脳内リハーサルをしておく必要があります。撮影時になんらかのポーズを注文する人は、それも考えておかねばなりません。ちなみに連番したスズキさんは、ごっちんディナーショーのときにフランシスコ=マキエルのポーズを注文し、ごっちんと並んで自分の頭を叩くポーズで写ったツワモノですが、特にポーズ指定なしの人も多いようです。なお、肩に手を回す、腕を組む、矢口さんをお姫様抱っこする、などのおさわり行為はできないようです。
列の先頭に近くなってくると、壁面が鏡になっていますので、頭髪や衣服の乱れがないか、感動で流した涙が目ヤニとなって残っていないか、鼻毛が出ていないか、などをチェックすることができます。


さて、いよいよ自分の番がやってきます。目の前の暗幕が開けられると、いきなり目の前に矢口さんがいます。左を向くと圭ちゃんが微笑んで立っています。この、帽子の中から鳩が出てくるような唐突すぎるご対面に、ディナーショーや握手会などに慣れていない人は頭の中が真っ白になってしまうことがあるようです。今後、ラ・クロシェットのディナーショーに初めて参加する人は覚悟しておきましょう。


まずはポラロイド撮影です。矢口と圭ちゃんの間の床面に立ち位置を示すテープが貼られていますので、それに従って立ちます。このときあまり推しメンに寄りすぎると「もっと真ん中に立ってください」と係員から注意されることがあるので気をつけて下さい。
ポーズを決めて撮影の後、ひとりずつと握手です。このとき、粘ろうと思えばかなり粘れますが、あまり長いと係員から剥がされます。ただ、高速握手会のような荒っぽい剥がされ方ではありません。軽く腰に手を添えられる程度です。係員は「大の大人」に対してではなく普通の大人に対する接し方をしてきますので、参加者の方も節度を保った振る舞いが求められます。


以上、「ディナーショーの傾向と対策」みたいな文章になってしまいました。最後に自分の握手のことを書きます。
ポラ写は、いつもどおり特にポーズは決めずに写りました。そしてまず矢口さんと握手し、「僕はバラエティタレントとしての矢口さんも好きですが、今日の矢口さんの歌を聴いて、歌手としての矢口さんが一番好きだと思いました。今日はどうもありがとうございました。」と伝えました。言葉に詰まることなく、自分でも意外なほどスラスラと言えました。
続いて圭ちゃんですが、矢口さんに対して自分としては上手く話せて気が抜けたのか、圭ちゃんに対してはぐだぐだになってしまいました。「いやー、どうも圭ちゃん!えーと圭ちゃんあのー、「さみしい日」のとき、客席巡回したでしょ?そのとき僕ねえ、泣いてたんすよ、ヤバイ、圭ちゃんに泣き顔見られたら恥ずかしいな、なんて思って、えーと、頑張ってください!それじゃまた!」
自分で言うのもなんですが、矢口さんに対しては落ち着いた紳士的な語り口で、圭ちゃんに対しては、オヤジの飲み屋トークみたいなテンションです。しかも、圭ちゃんと握手した記憶がないんです。もしかしたら握手せずにただしゃべって終わっちゃったかもしれません。
でもいいんです。ディナーショーにおいて握手は二の次三の次。すばらしい歌を聴いて、その感想や感謝の気持ちを直接伝えられる、それだけで幸せなのです。