6/5(日)昼、飯田圭織ディナーショー

ラ・クロシェット

座席は列で言えば6列目、前回の稲葉さんのときの、2列目で前の人が欠席という幸運には及びませんが、それでもなかなか見やすい席でした。前回同様通路席という幸運には恵まれました。


1曲目「ドアの向こうでBELLが鳴ってた」。かなり力強く歌っているようでした。前回、長野バスツアーミニライブのゲストで歌ったときのリラックスした感じとは違います。ソロとしてのディナーショーということで気合が入っているのでしょう。やや力みすぎな感じもしましたが、今後ソロ歌手としての場数を踏んで、力強さの部分を上手くコントロールして表現力に昇華できれば、更なる成長が期待できるでしょう。


2曲目「オー・シャンゼリゼ」は軽快に、3曲目「無造作紳士」は切ない情感をこめて、と1曲ごとに違った「飯田圭織」を見せてくれます。


4曲目「ラストキッス」。これは飯田さん自身、思い入れの深い曲でしょうし、3人で歌っていた曲をひとりで歌うことによる気負いのようなものが感じられました。それがかえって矢口さんや石黒さんの不在を際立たせるようで、まだこの曲は「タンポポ」の曲であり、「飯田圭織」の歌にはなっていないような気がしました。


5曲目「私の中にいて」。ゆったりしたテンポで優しく歌い上げる曲。飯田さんの歌唱法にとてもよく合っている曲だと思います。この曲で飯田さんがテーブル間の通路を、観客ひとりひとりと視線を交わしながら歩いて巡回します。僕は通路席で、しかもかなり通路が狭かったこともあり、飯田さんが僕の脇10cmのところを通ります。握手するより距離が近いです。ただ手を伸ばすだけで、飯田さんの腰に抱きつくことができる距離です。そんな距離で飯田さんが僕の目を見つめて歌ってくれるわけです。これは心臓に悪いです(笑)。稲葉さんの存在がなければ、僕の心は完全に飯田さんに奪われていたことでしょう。


そんな放心状態の客をクールダウンさせるためなのか(笑)、ステージをゲストのRucaさんにバトンタッチして6曲目「命をかけて」、7曲目「赤い月」。Rucaさんは思っていたより小さくてかわいい方でした。そして歌がまた予想以上に素晴らしい。小さい身体から想像がつかない声量もあります。稲葉さんより上手いんじゃないでしょうか。


8曲目はRucaさんと飯田さんが一緒にドリカムの「Love Love Love」。飯田さんはRucaさんがいて非常に勉強になるのではないでしょうか。盗めるものはどんどん盗んでほしいです。


ここから再び飯田さんソロで。9曲目「リラの季節」、10曲目「シェルブールの雨傘」。実はこのあたり、連日の睡眠不足と食事の時のアルコールによる激しい眠気に襲われてしまい、それと戦うのに必死であまり歌が聴けませんでした(泣)。


11曲目「さよならまでにしたい10のこと」、ラストの12曲目「ありふれた奇跡」。どちらもしっとりと力強く歌い上げる曲ですが、ドアBELLやラスキスに比べて力みを感じさせず、僕の眠気を吹き飛ばして歌の世界に引き込んでくれる歌唱でした。ソロ歌手・飯田圭織として、好きな歌を歌える喜びをかみしめながら歌っている、そんなふうに見えました。


では恒例のポラ写を10円画像で。