東大爆音

安田講堂

http://www.geocities.jp/todaimoken/
東京大学モーニング娘。研究会主催の東大爆音に行ってきました。と言っても最後の2曲ぐらいを仕事帰りのスーツ姿で、一般人のギャラリーに混じって踊らずに「観覧」という感じでしたが、それでもとても楽しかったです。
会場は、東大の安田講堂前広場です。安田講堂といえば、全共闘運動華やかなりし1968年の東大闘争、そして1969年の安田講堂攻防戦を伝える映像記録等で次のような光景を目にしたことがある人が多いと思います。



それが37年の時を経て、かつてヘルメットにゲバ棒武装した活動家や学生が決起したであろう安田講堂前広場に結集するのはヲタ集団。周りを取り囲むは機動隊ではなく好奇の眼差しで見物する一般客。バリケードはステージに、アジテーションはDJに、投石はヲタ芸に、シュプレヒコールPPPHに姿を変え、風にはためくのは「保田大明神」の幟。


戦後の日本民衆運動の頂点ともいえる闘争のあったこの地で、全共闘運動の意義と成果を総括し、戦後日本の歩んできた道を再検証したくなるようなひとときでした。というのは嘘で(笑)、もっと早く会場入りしてスーツを脱いで闘争に加わるべきだったと自己批判です。
しかしながらそのかわり、一般人の視点で、ヲタ集団と周りの一般人を観察することができました。本来なら自分もそこに属していたであろうヲタ集団を外から見ると、やはり「キモイ」「大の大人が」「一種の新興宗教か?」といったふうに見えるのですが、実にみんな活き活きと楽しそうです。見ているほうも楽しくなってきます。周りの一般人も楽しそうでした。実際、見よう見まねでヲタ芸を試みる一般人の姿もありました。よくわかんないけど面白い集団だったな、という程度でしょうが、概ね好意的に受け止められていたと思います。