稲葉貴子フェスティバル・完結編

稲葉貴子

ここ数日、自分以外の人が読んでも全然面白くないであろう日記をだらだらと書いていきましたが、今日が(自分だけ感動のw)フィナーレです。
さて、長い長い一周を終えて、メンバーが戻ってきました。メロン記念日楽しそうです。特に斉藤さん。僕は全神経を稲葉さんに集中させているのに、それでもハイテンションな斉藤さんの姿が目に飛び込んできます。
メンバー全員が、観客の声援に応えながら退場口へ入ってきました。稲葉さんが近づいてきます。ここで決めなければもう後がありません。野球で言えば9回裏ツーアウト、カウントはツースリーの心境です。今日はずっと名前呼び捨てで失敗してきたので、呼び方を変えてみることに決めました。稲葉さんは僕のいる場所とは反対側の方向を見ていましたが、稲葉さんをギリギリまで引き付けたところで僕は叫びました。「あっちゃん!」
すると稲葉さんは、「え?誰?」といった表情で振り返ってくれました。ふたりの距離は2メートル、誤爆のしようがありません。ついに、ついに稲葉さんと目が合いました。もうそれだけで頭の中が真っ白になりかけましたが、この瞬間のために極限まで高めていた集中力のおかげでかろうじで冷静さを失うことなく、一息置いてもう一言声をかけました。「お疲れさま!」
稲葉さんは笑顔で応えてくれました。手を振ってくれていたかもしれません。稲葉さんも何か一言発してくれた気もします。しかしここで僕はある意味意識を失ってしまいましたので(笑)、確かなことはわかりません。ただひとつ言えることは、これはレスというレベルではなくて、会話です。心の握手会です。
もう、思い残すことはありません。先立つ不幸を、いや先立つ幸福をお許しください。チケを譲ってくれたけんごさん、本当にどうもありがとうございました。



「恋の神様に お礼がしたいわ
 こんなに楽しい時間 くれたんだもん」
  太陽とシスコムーン 「ENDLESS LOVE 〜I Love You More〜」