5/4(月)きらりん☆レボリューション ファイナルステージ(一般公演)@中野サンプラザ

アイドルがTVアニメの中でアイドルを演じ、そのTVアニメ番組終了にともない劇中アイドルユニット解散コンサートを行うという、虚構に虚構を重ねた空間。一般公演(高校生以上対象)=事実上ハロヲタ対象=観客の大半はオッサンという、虚構を虚構として楽しめる客層だからこそ、MilkyWayのみならず男性アイドルユニットSHIPSにも熱い声援が送られます。
しかし虚構だけでは終わりません。演者の涙は虚構の裂け目から垣間見えるリアル。それをこれ以上ないほど劇的に演出したのが山ちゃん(山寺宏一)のサプライズ登場。メンバーの涙腺は大決壊で客席の盛り上がりは最高潮です。「きらりちゃんは、朝早くてめちゃめちゃ忙しいときでも疲れた顔見たことない!」という山ちゃんの言葉は、アイドル月島きらりでもアイドル久住小春でもなく、生身の人間である努力家・久住小春を讃える言葉でした。