暗喩としてのウンコ

inabaatsuko2007-05-11

アイドルの定義として「ウンコをしない」というものがあります。アイドルは排泄などとは無縁の聖なる存在というわけですが、「ウンコ」をアイドルにとって禁忌なもののメタファーを捉え、「ウンコ」というシニフィアンに幅広いシニフィエを対応させるならば、この定義は極めて的を射た学説であると感心せずにはいられません。


アイドルはウンコをしません。ウンコをしてはならない存在なのです。もしウンコをしたければ、アイドルはアイドルであることを辞めなければなりません。一般人に戻るか、芸能界に居続けるならば「歌手」「アーティスト」「タレント」等に転身しなければなりません。


何人か例を挙げます。
かつて「み〜んなのことが、大好きだよ〜!」と歌っていた人がいました。アイドルとして実に正しいあり方でした。しかし彼女は特定の男性とのウンコが発覚してしまいました。トイレットペーパーを抱えて彼氏の部屋へ行く姿が写真週刊誌に報じられました。トイレットペーパーなところがまさにウンコを象徴しています。彼女はその後お詫び行脚コンサートツアーを経て、幸い歌の技量に秀でていたこともあり歌手として、アイドル時代には及ばないものの一定の人気を保持し続けています。


モーニング娘。というアイドルグループのリーダーでありながらウンコをしてしまった人もいました。彼女はグループからの脱退を余儀なくされ芸能界引退も噂されましたが、バラエティタレントに転身して現在に至っています。


Wというアイドルデュオで活躍していた人がいました。彼女は法律に触れるウンコをしてしまい謹慎処分となりました。この汚れちまったアイドルの復帰を多くのファンが待ち望みましたが、謹慎中に自分の父親とたいして歳の変わらない男性とのウンコが発覚し、所属事務所を去ることになってしまいました。


そして現在巷で噂のもうひとりのWである彼女は、お腹にウルトラマンコスモスの子どもを宿して入籍するという衝撃の展開を見せてくれました。妊娠も結婚も、人としては非常におめでたいことなのですが、アイドルとしてはあるまじき超弩級のウンコです。だいたい「ウルトラマンコスモス」という名前が良くありません。略すと「ウンコ」になるのですから。


・・・さて、ウンコな駄文を撒き散らしてまとまらなくなってしまいました。辻ちゃんの件に関して、今だ自分の中では態度を決めかねているところです。怒りの気持ちは大いにあります。ただ、怒りにまかせて切り捨ててしまいたくはない、ハローのメンバーからは幸せなひとときをたくさんもらってきたので、ハローのメンバーにも幸せになってほしい、辻ちゃんにも幸せになってほしい、しかしいざ記者会見の幸せそうな姿を目の当たりにすると、何でお前だけ勝手に幸せになってるんだよとまた怒りが湧いてくる・・・・・


とりあえず思考停止して「ハッピー☆彡」のPVでも観ます。今信じられるのは月島きらりだけです。久住小春ではありません。月島きらりです。