紅白歌合戦

紅白ってお祭りだなあとあらためて思いました。毎年1回必ずやって来て、毎年変わることのない形式化された非日常空間です。たとえば僕の生まれ育ったところのお祭り。山車が出て神輿が出て、普段は何もない神社の参道に露店が並ぶ光景は、僕が子どもの頃も今も変わりません。山車や神輿はお祭りでしか見られませんが、逆に言えばお祭りになれば必ず見られます。
紅白歌合戦も基本的な形式はずっと不変です。そしてお祭りにおける山車や神輿と同様に、普段は歌を聴く機会がないけれど、紅白には必ず出場する歌手の皆さんがいます。たとえば小林幸子さんや美川憲一さん。思えばおふたりの豪華絢爛な衣装は、紅白というお祭りでの山車や神輿なのかもしれません。
また、紅白のステージ上は、ダンサーとか傘をくるくる回す人たちとか非常に人数が多いのも祝祭的です。大トリ北島三郎さんの歌が「まつり」だったのは実に象徴的でした。
さて、GAMとモーニングの出演ですが、歌よりもバックダンサーに目が行ってしまうのはヲタの悲しい性でしょうか。ベリーズ℃-uteはすぐわかりましたがカントリーまで出てくるとは。おかげであさみやみうなを探すのに必死で歌に集中できませんでした(笑)。
そして極めつけは2006年を振り返るコーナーでの亀井さんです。亀井さんがかわいすぎて、除夜の鐘を聞く前に煩悩がひとつ増えてしまいました。



ただ残念なのは、川中美幸さんが出てきて亀井さんをほとんど隠してしまったことです。これは放送事故と言ってもいいのではないでしょうか(泣)