5/24(水)「昭和歌謡シアター 終着駅」

舞台はスナック「終着駅」。かつてはショーパブとして栄えた店です。そこにショーパプ時代の仲間たちが集まり、回想シーンを織り交ぜながら物語が進みます。
主演は石原詢子。ハロプロからの出演は稲葉貴子、柴田あゆみ、前田有紀。アップフロントから高山厳。他に今までハロプロのミュージカルに出演歴のある役者さんも何人か出演しています。本編終了後、前田さん高山さん石原さんの歌謡ショーがあります。
柴田さんはショーパブでの歌手役で、山本リンダ風へそ出し衣装に注目です。現在のシーンではセレブな若奥様。お受験の面接にでも行くかのような衣装が見事にハマッていました。柴田さんは何を着てもかわいいです。演技もよかったです。
前田さんもショーパブ歌手役ですが、歌謡ショーで歌った「西新宿で逢った人」が圧巻です。石原さんが（演歌の世界ではまだまだ若手なのでしょうが）技巧派ピッチャーなら、前田さんは剛速球ピッチャーとして互角の勝負でした。小さい劇場ではありますが、場内を支配して包み込んでなおあり余る勢いです。もうこの公演は観覧予定がないのですが、行けるのならば前田さんの歌だけでも聴きに行きたいと思わせられました。
そして稲葉さん。ショーパブで働く女の子の役で、現在のシーンではほとんど登場しています。店長（坂本あきら）との軽妙なやりとりは、石原さんや高山さん目当ての中高年のお客さんにも大好評です。また、かつてのスターたちの会話をカウンターで聞いているシーンでは、声には出しませんが「あらー、そうなんですかー、それでそれで？、ええーーー！？」といった感じの実に饒舌な表情です。稲葉さんがステージ上にいる限りはたとえセリフがない場面でも絶対に目が離せません。
以上、僕なりの見どころポイントでしたが、劇中の楽曲のことや、さらなるネタバレレポは後日さいばらさん（id:Saibara）の日記で取り上げられるようなのでお楽しみに！