スポフェス100m走

亀井絵里・稲葉貴子

当日、会場入りする前に余りチケの払い戻し窓口に並んでいたら開演に間に合わず、さらにグッズ売り場に並んで100m走は場内で見ていません。後日動画で一通り見ました。この日記はそれをもとに書きます。


この「いちおう100m走」、前大会のデータから一番速い人がアウトコースの第5レーン、2番目に速い人が第4レーン・・・5番目、つまり1番遅い人がインコースの第1レーンからのスタートです。第1レーンは100mちょうどを走ります。第2レーンは1.2m後方からスタートというハンデがあり、第3レーン以下も1.2mずつハンデが増えて、第5レーンは約105mを走ります。


第1レース。このハンデ制ルールに納得がいかないと文句を言う斉藤さん、速かったんですが惜しいかな石川さんに追いつけませんでした。飯田さんはもっと速かったはずなのにやはりモーニングを卒業して身体を動かす機会が激減して体力が落ちたのでしょうか。


第2レース。インタビューでライバルは舞美ちゃんと答える村上さん、さすがです。なかなか言えるものではありません。プロ野球で言えば、ライバルはイチローと答えるようなものですから。


第3レース。第1レーン欠員で第2レーンは前年度データのない有原さん。これが速い!第5レーンからの出走が妥当です。事前にタイム計測とかしなかったんでしょうか。


第4レース。あさみと茉麻の接戦でしたが、実況の人が「(1位は)須藤選手に異存は無いかみんな!?」って、観客に聞くことじゃないと思うんですが。ちゃんとした審判員はいないのでしょうか。しかもゴール真横から撮った映像がないんですよ。トラック競技の中継の基本ができていません。


第5レース。稲葉さんが名誉の第5レーン出走です。稲葉さんは第4レーンが欠員です。ならば稲葉さんをひとつつめてあげればいいのにとも思いましたが、第5レーン出走は名誉なことです。稲葉さんは速いんです。
ちなみに前回のスポフェス60m走は、最速娘を決める速い人16人での「Aクラス予選」と、それ以外の29人は「ザ・対決!」と銘打ったテーマ別レース(「キッズ対決」「小さい対決」「年上対決」など)に分かれていました。Aクラス予選からは6人のメンバーが決勝に進みましたが、テーマ別レースではどんなに速くても決勝戦に進めませんでした。稲葉さんはテーマ別対決29人中1位のタイムで、かりにAクラス予選に出場していたとしても16人中7位に食い込んでいたのでした。これは年齢を考えると驚異的なことではないでしょうか。
さて今回のレースの稲葉さん、久住さんには追いつけませんでしたが、レース後に披露した「残念イナバウアー」は美しかったです。あれは簡単そうに見えて美しく決めるのは難しいのです。



第6レース。スタートで、里田さんはラインより前に手をついていましたが、そんなこと関係ないくらい速かったです。カントリーの皆さんは全員第5レーン出走です。ハロプロ最速ユニットですね。


第7レース。亀井さんが第5レーンから見事1位です。レース後のインタビューで
「どの辺が苦しかったですか?」
「のどらへん!」
喉らへん?これにはインタビュアーも返答に窮していたようです(笑)。


第8レース。レース前の徳永さんのコメントがよかったです。
「キャプテン(清水)にはダンスでは負けてるところがあるので、走るのでは負けたくないです!」
同じユニット内で、このように明確にライバル意識とか目標が持てるというのは素晴らしいことだと思います。


フライング気味スタートの辻さん。結果は5位で「(ハンデ制の)ルールがいけないんだよ!」と悔しがっていましたが、身体の調子があまり良くなかったのか本来の自分の走りができていなかったように見えました。あるいはレース前に何か食べ過ぎたのでしょうか(笑)


第9レース。最終レースということもあり、意図的に豪華なメンバーを揃えた感がありますが、舞美さんがあまりにも速すぎて他のメンバーの存在がかすんでしまうほどです。舞美さんは一番後方からスタートして

最初のコーナーに差しかかる前にはもうトップに躍り出ています。

そしてなっちはその時点で最下位です(泣)。チーターと羊が競争しているようなものです。でもなっちの首を傾げて一生懸命走る姿はかわいいです。


さて全レースを振り返ってみると、9レース中の4レースで第5レーンのメンバーが1位でした。結局このハンデ制のレースでは、速い人が遅い人をどんどん追い抜いていく場面が見られ、速い人の速さと遅い人の遅さが強調されることになりました。本来ならハンデ無しのノーマルなレースで、速い人は速い人同士で競うのが見たかったのですが、かりに速い人同士で競った場合、前回のさいたま・豊田で1位の舞美さんと2位の辻さんの勝負が目玉となり、その場合その2人以外の速い人は1位になれなかったことでしょう。すると亀井さんが1位でゴールする姿も見られなかったわけで、そう考えると今回のルールはそれなりに楽しかったかもしれません。