2/11(土)夜、矢口真里・稲葉貴子ディナーショー(セットリストネタバレ編その1)

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座席はC-12。Cテーブルの中ではステージから最も離れていますが、ステージ真正面の席でした。




1曲目は「たんぽぽ」。ソロになった矢口さんのテーマソングと言うべき曲です。風が吹いても負けない力強さを備えています。
2曲目「女神〜Mousseな優しさ〜」。矢口・大谷DSのときは矢口さんソロでしたが(http://d.hatena.ne.jp/inabaatsuko/20050804)今回は矢口さんと稲葉で。矢口さんは稲葉さんに対して全く引けを取っていません。ハモリが実に美しくふたりの息がぴったり合っています。
MCの後、矢口さんが一旦ステージから退いて稲葉さんがソロで3曲歌います。
まずは定番曲の「宇宙でLa Ta Ta」。稲葉さんの軽やかな歌に観客は手拍子を合わせます。そして稲葉さんがステージを降りて客席巡回です。居並ぶ客ひとりひとりと目を合わせながら通路を歩きます。稲葉さんは僕と目を合わせたとき、明らかに表情がパッと輝きました。知り合いに会ったときの表情です。「今日も来てくれてありがとう」という眼差しで軽く会釈するような素振りを見せてくれました。もし稲葉さんに僕のことを忘れられていたらどうしようと不安に思う切ない恋心も、そんな稲葉さんの表情と眼差しを見て一安心です。
続いて「Versus」。これは「Magic of Love」のカップリング曲です。前回の「丸い太陽」〜「沈黙」と同様の(http://d.hatena.ne.jp/inabaatsuko/20051113)多くの人が知っている定番曲で客席を暖めてから太シスの埋もれた名曲をしっとりと聴かせる流れです。「宇宙でLa Ta Ta」からの流れでそのまま手拍子をしている人もいましたが、この曲は手拍子をしている場合ではありません。バックバンドの演奏さえもっと控えめにしてほしいと思いました。ただひたすら歌に耳を傾けるのみです。
さらに歌と同様に重要なのが稲葉さんの振りと表情です。通常のコンサートにおけるダンスとは異なり身体の動きは控えめになりますが、腕の振り、手の仕草、腰の動きなどは洗練され、表情においても歌世界を表現しています。稲葉さんは声だけでなく、身体で、顔でも歌っています。稲葉さんは歌を「聴かせる」だけでなく、歌を「見せる(魅せる)」力があります。稲葉さんの歌は、もはや「歌」ではなく「総合芸術」の域に達しています。
ここでMC。シスコムーン解散から5年、時の経つのは本当に速いですねという感慨から、話はASAYANオーディションに遡り、そのオーディションで歌った曲を今日これから歌います、ということで披露された曲が、この日の衝撃のベストパフォーマンスになるのでした。

つづく。




恒例のポラ写を。なぜか矢口さんが泣きそうな顔してます。