11/13(日)夜、柴田あゆみ・稲葉貴子ディナーショー(その2・ポラ・握手、雑記編)

柴田・稲葉サイン

ライブにおいて、柴田さんとはよく目が合いました。しかし稲葉さんとはなかなか目が合いません。僕は最前テーブルの、列で言えば3列目なのですがフロアの一番端で、視線を向けにくい所だったのかもしれません。「あれ、どうして稲葉さんは僕を見てくれないんだろう?無視されてるのかな嫌われてるのかな?」と中学生のような妄想が膨らんで気持ちが凹みます。


稲葉さんが客席巡回するとき、やっと目が合いました。僕と目を合わせてやや頷いたようにも見えました。僕は稲葉さんに認識されています(http://d.hatena.ne.jp/inabaatsuko/20050317)。僕が稲葉さん推しであることも認識されています(http://d.hatena.ne.jp/inabaatsuko/20050503#p2)。ですから稲葉さんは「今日も私のために来てくれてありがとう。あなたがそこにいるのはわかっているわ」という意味で頷いてくれたのだと思いました。脳内乙!というコメントは受け付けません(笑)。凹んでいた気持ちが一気に高まる瞬間でした。


僕の席からは稲葉さんがA・Bテーブル間を巡回し、フロア中央に戻ってE・Fテーブル移動席間を巡回する一部始終を見ることができます。稲葉さんを目で追っていると、周りの客席にいる人たちの姿も目に入ります。おっさんばかりです(笑)。実際には20代前半くらいの若い人もけっこういましたけど、スーツ姿が多いですから皆一様におっさんに見えます。恋する中学生の気分だった僕は、自分もその中のひとりだということに気付かされて愕然とし、一気に現実に引き戻されたのでした。




稲葉さんは僕にとってonly oneです。しかし稲葉さんから見れば、僕は単なるone of themなのです。稲葉さんは芸能人です。歌手です。その歌の力はまさに「芸能」と呼ぶにふさわしく、聴く者に大いなる感動を与えます。一方僕は一般人です。僕にできることは、稲葉さんの歌に惜しみない拍手を送ることだけなのです。稲葉さんと僕は住む世界が違うのです。このディナーショーの場において稲葉さんと僕との距離は、あまりにも近く、そして遠かったのです。


ライブを終えてポラ撮影と握手です。僕はこのディナーショーに来るまで、握手のときにいかに自分の存在を印象付けるか、いかにウケを狙って稲葉さんを笑わせるか、ということも考えていました。しかし僕にできること、僕がすべきことは、稲葉さんにライブの感想を伝えてお礼を言うことだけなのです。僕は稲葉さんに「素晴らしいライブでした。どうもありがとうございました。今年はディナーショーやバスツアーで稲葉さんの歌がたくさん聴けてとてもうれしかったです。」と伝えました。柴田さんには「歌、上手くなりましたね。感激しました。ありがとうございました。」と伝えました。


出来上がった写真を見ると、僕は決められた立ち位置に立ったはずなのに、なぜか僕が前に出て二人は後ろに下がって写っています。僕と稲葉さんとは、文字通り「立場」が違うということを象徴しているかのようです。僕はファンという立場で、これからも稲葉さんを応援し続けて行きます。