矢口真里&大谷雅恵カジュアルディナーショー

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初日の公演に行ってきました。
歌手・矢口真里を堪能してきました。


以下、セットリスト、ネタバレありです。


セットリスト
01 たんぽぽ(矢口)
02 女神-Mousseな優しさ-(矢口)
03 誕生日の朝(矢口)
04 どうにかして土曜日(矢口)
05 香水(大谷)
06 赤いフリージア(大谷)
07 ひだまりの詩(矢口&大谷)
08 22才の別れ(矢口)
09 中央フリーウェイ(矢口)
10 ラストキッス(矢口)
11 春の歌(矢口)
12 なんにも言わずにI LOVE YOU(矢口&大谷)


僕は「モーニング娘。矢口真里」が好きでした。モーニングというグループの中で自分の与えられた役割を果たし、自らも成長しグループの発展にも貢献する、そんな矢口が好きでした。ですからソロになってテレビのバラエティ番組に出演する矢口の姿を、僕はほとんど見てきませんでした。現実から目をそむけたかったのです。僕の心の中では、矢口はずっとモーニングの矢口真里でした。


歌の面でもモーニングの矢口、タンポポの矢口が好きでした。矢口の歌声は、グループの中にあってこそ一定の存在感や輝きを見せるものだと思っていました。初期のタンポポがいい例です。逆に言えば、ソロ歌手としての矢口の歌は弱いと思っていました。
前置きが長くなりましたが、そんな気持ちで僕はディナーショーに臨みました。


矢口の歌声は思っていたよりも力強くのびやかに耳に届きました。矢口はこんなに「歌える」人だったのかとあらためて思いました。過去のディナーショーと比べても、飯田さんや圭ちゃんに勝っているのではないかと思いました。僕は今まで、矢口の集団の一員としての側面ばかりを見て、個人としての矢口を見てこなかったのかもしれません。


1曲目のたんぽぽ。歌詞のひとつひとつが胸に染み入ります。
「始まるわ この場所で
 あなたとの新しい 夢とか 未来とか」
「独りぼっちじゃ ちょっとつらいけど
 この気持ち 伝え合い 愛を信じて行けば
 いつかは未来へ」
「どこにだって ある花だけど
 風が吹いても 負けないのよ」


矢口は未来へ向かって歩いているのです。今さら過去には戻れない、ならば未来に向かって歩いていくしかないのです。そんな単純なことを矢口の歌によって気付かされました。僕は矢口が脱退して以来、ずっと心に残っていたわだかまりのようなものが消えて、ソロの矢口をこれからずっと応援していこうと、やっと決心することができました。


矢口は1曲目の間奏部分で時折「おいら、こんなディナーショーとかで歌っちゃっていいのかな、キャハ!」という感じの、照れくさそうな恥ずかしそうな笑みを浮かべましたが、矢口自身の緊張がほぐれてくると、あとは堂々とした歌いっぷりで、ブランクを感じさせることはありませんでした。


大谷のソロは2曲。大谷の歌も素晴らしかったです。もともと、メロンでは一番歌える人ですが、それにしても「大谷ってこんなに歌上手だったっけ?」と思えるほどでした。ディナーショーは通常のコンサートと違い歌を聴くこと・聴かせることに集中できる空間です、それが歌手の能力を最大限に引き出してくれるのかもしれません。


再び矢口に話を戻します。11曲目、ラストキッス。飯田がいればなあと思うところかもしれません。12曲目、春の歌。モーニング娘。で聴きたかったなあと思うところかもしれません。しかし矢口の歌声だけで充分でした。矢口の歌声だけで完結する世界を構築できるのです。矢口は現在、バラエティタレントとして活動の幅を広げていますが、矢口は歌手でした。立派なソロ歌手でした。


ショーが終わると、アンケートを書いてポラロイド撮影と握手です。アンケートには、出演者へのメッセージを書くスペースもあります。通常のファンレターだと一旦事務所の手に渡り、おそらく検閲を経て本人たちのもとに届きますのでタイムラグがあります。ところがアンケートはすぐ本人たちが目にするようです。


大谷には、歌をもっと聴きたかったと書きました。ソロ2曲では、飯田ディナーショーゲストのRucaさんと同じです。せめてソロでもう1曲、共演でもう1曲程度は聴きたかったし、聴きたいと思わせる歌声でした。


矢口には、モーニングの矢口が好きだったこと、モーニングのリーダーとしての矢口をもっと見たかったこと、しかし今日このステージを見て、気持ちを入れ替えてソロの矢口真里を応援して行く決心がついたことを書きました。


握手の時には、アンケートに書いたことをほぼそのまま話しました。大谷は嬉しそうな笑顔で、矢口は神妙な面持ちで話を聞いてくれました。今さらモーニングの話を持ち出すのは矢口にとってつらいことかもしれませんが、僕がこれからも矢口を応援して行くという気持ちは伝わったと思います。



では恒例の10円ポラを。









ついでに友人2人のポラを無断で(笑)。


友人ポラの矢口は、どちらも同じ笑顔です。ところが僕のポラの矢口は、ちょっと失敗した顔かもしれません(笑)。でも、それがまたいいのです。