Musical Batonつづき

・Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)


5、太陽とシスコムーン「Magic of Love」


4でジャズを取り上げましたけど、特に詳しいわけではありません。持ってるCDの枚数も多くないです。ハロプロ関係に比べたら圧倒的に少ないです。
というわけで、ハロプロからも1曲。好きな曲はたくさんありますので、もしもハロプロから5曲選ぶとしたら非常に悩むところです。あれもこれもと選びたくなります。ところが1曲と割り切るならこれです。
この曲は太シス〜T&Cの曲のなかで1番好きです。
「街のGAL達に負けない」ように「少し派手目にお化粧」して「久し振りのデート」に臨む女性が主人公です。ある程度の恋愛経験を重ねているお年頃でしょう。「通算何回笑ったろう 何回kissしたろう 何回ジェラシったろう」と、「数えてみたら半年も経っている」交際を振り返ります。もう交際開始当初の新鮮な気持ちは薄れてきてもおかしくない時期です。なのに「大好きだけど 大好きだから 大好きなのよ」と、浮かれモードまっしぐらです。「好き」に理由なんてないんです。好きだから好きなんです。ラスト1つ前のサビでは「あなたが好きよ あなたが好きよ あなたが好きよ」と、あまりにもストレートな言葉の3連発です。そして、打ち込みですがブラスのアレンジがその言葉に力強さを、金原千恵子ストリングスが豊かな奥行きと広がりを与えています。
僕がヲタになったときは既にT&Cは解散していましたので、生で聴いたことはありません。カバーでいいから1度ライブでで聴いてみたいと思っていました。今年、その夢は叶いました。2月のレビューコンでメロンがカバーしました。この曲はちょうどメロンあたりの年齢に合ってます。ですからカバーでいいとはいえ、今年の正月ハロプロコンなどのようにシャッフルされたメンバーで歌うのではなく、メロンが歌ってくれたのが嬉しいです。レビューコンでこの曲のイントロが流れたときは記憶が飛びそうになるほど感激しました。
そしてついに、5月のディナーショーとバスツアーにおいて稲葉さんのソロで聴くことができました。稲葉さんの歌声はオリジナルのCDとは比べ物にならないほど艶やかで張りがあって、かわいらしさと力強さが同居し、声の表情は豊かになっていました。当時の太シスの4人が束になってかかっても、今の稲葉さんひとりに敵いません。僕の稲葉さんへの思い入れを抜きにしても、純粋に歌の力だけで感動できました。音楽で、歌で感動するとはこういうことだったのかと思い知らされました。この稲葉さんの歌を、ひとりでも多くの人に聴いてもらいたい、モーニング娘。の皆さんにも聴いてもらいたいと思いました。
この曲を稲葉さんのソロで、特にディナーショーで聴いた経験は、僕のヲタ人生において頂点です。もうヲタとして思い残すことはない、いつでもヲタをやめられるとさえ思ったのでした。(まだ、やめませんけどね)