保田圭・稲葉貴子・アヤカと行く日帰りバス旅行(その3)

アヤカ

涙のあいさつの後、いよいよ一番最後の企画、握手会です。稲葉さん、アヤカさん、圭ちゃんの順に握手をすることになります。一緒に並んでいたアヤカ推しのSさんから「自分が先に行きますよ。アヤカで粘りますから、すると前に進めないからその分あっちゃんとゆっくり握手できますよ!」となるほど納得の提案。さらにSさんの前の人が圭ちゃん推しだったので、完璧の布陣です。


列が進みステージの手前まで来たところで、Sさんが全体の司会進行を務めたMCのお兄ちゃんに話しかけました。彼はでかい蝶ネクタイ(東急ハンズのパーティーグッズコーナーで売ってそうな)をつけてお笑い芸人のような出で立ちで、連絡事項の伝達や場つなぎのトークでもヲタの声をよく拾ってレスを返してくれた楽しい人です。僕も今日はお疲れさまでしたと声をかけて握手をしてもらいました。


いよいよ握手の順番が回って来ました。これが普通の握手会だったら、稲葉さんたちを初めて間近に見る緊張で頭が真っ白になっていたかもしれませんが、今日は普通に間近で接してきましたので、何かイベント会場で知り合いに会って挨拶するような感じです。僕は握手のときにこう言いました。


稲葉さんへ 「今日はお疲れさまでした!ぜひ、ソロコンサートやって下さい!」
アヤカさんへ 「アヤカさんも頑張って下さい!」
圭ちゃんへ 「また圭ちゃんの歌が聴きたいです!」


稲葉さんには、稲葉さんの歌が聴きたい、ダンスが見たい、ステージで輝いてる姿が見たい、ということを言いたくて、ソロコンサートという言葉を使ったんですが、それを聞いた稲葉さんは、ちょっと嬉しそうなちょっと困ったような顔をしました。確かにそうですよね、自分に言われても困りますよね、稲葉さんが自分で決められることではないのですから。でも、自分のソロコンサートを見たいと言ってくれるファンがいる、ということはきっと嬉しいことだと思いますし、だからこそ嬉しいような困ったような表情になったのでしょう。


アヤカさんには月並みな言葉しか言えませんでした。何か英語で話しかけてみるとかすればよかったかも。「アヤカに突撃英会話」です(笑)。400人以上もいたら、絶対英語で話しかけた人いるでしょうね。


圭ちゃんは、おそらく「今日はどうもありがとう」みたいなことを言いかけたんですが、僕の言葉がそれを遮るような格好になってしまいました。ゆっくり話している時間はないですから、自分が話すことばかりに気を取られてしまった結果です。握手しながら、何をどう話すかというのは難しいです。
つづく