2/26夜・座間あややコン

松浦亜弥

さて、まだツアー2日目なのであまりネタバレしないように書きます。あややは絶好調でした。非常に力強く安定した歌唱です。新曲は貫禄たっぷりに、煽る曲はより激しく、初期の曲は、その当時を思い出させる歌唱です。
メロンが歌うところであややが休むという構成で、子どもだましのVTRコーナーはありません。あややとメロンの入れ替わり方もサプライズを感じさせる演出で楽しめます。メロンがあややの曲を1曲、あややがメロンの曲を1曲歌います。あややの方は、次に自分のシングルとして出してもいいのではないかというぐらいにハマっていました。メロンの方は、非常にメロン向きな選曲だと思ったのですが、やや物足りなく感じました。4人で束になってもあやや1人にかなわないという印象でしたが、おそらく次に聴くときはもっともっと良くなっていると思います。
そんなメロンも、自分達の持ち歌では素晴らしいパフォーマンスを見せてくれます。メロンコン定番のあの曲では、完全に場内を掌握しています。新曲では4人の姿が神々しく、荘厳な雰囲気さえ漂わせていました。
アレンジに手を加えれられている曲がいくつかありました。アカペラの曲がありました。サイリウムを振るのも忘れて呆然と聴き入るのみです。DVDになっているT&Cボンバーのコンサートでのアカペラを思い出します。「歌手」としての実力を見せつけられます。
全体を通して、曲の進行とつながり、光や舞台セットの演出がすばらしく、ハローのコンサートとは思えない構成でした。そして何よりも「歌手・松浦亜弥」としての自負と自信が感じられるコンサートでした。あの伝説の代々木SPは、単なる通過点に過ぎなかったことが証明されました。すると、このツアーもあややにとっては単なる通過点。あややはどこまで進化するのか、末恐ろしいものを感じます。
最近、「娘。ドキュメント2005」で、ゴロッキーズのメンバーが「今のモーニングに必要なもの」をテーマにを討論会をやっています。僕は彼女たちに言いたい。話し合うのはいいことです。しかし今君たちに必要なのは、あややのコンサートを見て、何かを感じることだ、と。

最後に、会場でお会いした皆さん、クリアポスターを下さったプレジさん、ありがとうございました。