電車の中で

今日の昼間、電車に乗っていました。昼間ですが結構混んでいました。とある駅に着くと、さらに多くのお客さんが乗ってきました。その中に、帽子を目深にかぶった小学校高学年ぐらいの女の子がいました。いかにも芸能人が顔を隠すためにするようなかぶり方です。一瞬ですがはっきりと彼女の顔が見えました。見覚えがあるなんてもんじゃありません。彼女は冬のハロコンで、花道サイドにいた僕の数メートル前で踊っていた子です。夏のハロコンでは「乙パス」を歌っていました。
彼女は僕が立っているすぐ目の前に来て、僕に背を向けて立つ格好になりました。電車はラッシュ時のような混み方で、僕との距離は10センチです。彼女の前には、中年の女性と、彼女よりさらに小さい女の子と男の子。お母さんと妹弟でしょうか。彼女は本当に、僕が思っている子なのだろうか。他人の空似ということもあります。しかし、弟らしき男の子が、彼女のことをこう呼びました。「めぐちゃん」。
間違いありません。愛情の愛と書いてめぐみと読む「めぐちゃん」です。残念ながら僕は次の駅で電車を降りましたが、めぐちゃん、僕はあなたとの意外な遭遇のおかげで、今日は一日ワクドキな気分で過ごすことができました。ベリーズの活躍が目覚しい一方、あなたには十分な活躍の場が与えられていない現状ですが、いつかきっと、表舞台で活躍される日が来ることを切に願っていますよ。