5/22(土)東京厚生年金会館

後藤真希2004-05-24

「原色GAL」で、ごっちんが後ろに倒れそうになってバックダンサーに支えられ、はじき返されるように体勢を戻すフリがありますよね。そこを稲葉が、「今度あたしがやる!」って言わんばかりに後ろに倒れ、ダンサーが支えるもののそのまま後ろに倒されてステージに寝かされてしまうシーンがありました。稲葉は自分で起き上がってダンサーに「なんであたしは起こしてくれへんの?」みたいな小芝居風の動きも見せてくれまして、ひとりで爆笑してしまいました。
・・・稲葉のことばかり書いてしまいそうなので、ごっちんのことを書いてまとめます。全体的な印象として、静かな曲はもちろん、激しい曲も実にていねいに歌っているように思いました。力強さと繊細さが同居しているというか、単なる力まかせではなく、野球のピッチャーにたとえれば、ストイックな姿勢で充分なトレーニングを積んで、無理の無い美しいフォームから投げる絶妙にコントロールされた快速球のように、歌声が、言葉が客席に真っ直ぐ届いてくるような気がしました。それを受け取る側としても、それ相応の覚悟が問われるような、生半可な気持ちでは受け止めきれないような気がしました。
金曜日の日記で、僕は稲葉推しということもあり「稲葉貴子さんのコンサートに行ってきます。ゲストは後藤真希さんです」という風に書きましたが、冗談とはいえごっちんを見くびっていたようです。「真金色に塗っちゃえ!」は「稲葉貴子後藤真希のジョイントコンサート」です。(まだ言うか!(笑)