11/3(土)昼夜、松浦亜弥コンサートツアー2007秋〜ダブルレインボウ〜@東京厚生年金会館

1曲目が最新シングルで2曲目がファーストシングル、アンコールはその2曲と対をなすように、最新アルバム表題曲とあやコン定番の「I KNOW」でした。これがこのコンサートを象徴していました。
松浦さんは最新アルバムにおいてつんく♂曲を排し、「あやや」ではなく「松浦亜弥」という非ハローのJ-POPシンガーのようになっていて、「あやや」に慣れ親しんだ身として新しい「松浦亜弥」に付いて行けるのか、正直とまどいがありました。
ところがこのコンサートでは、最新アルバムの曲と「桃色片想い」や「絶対解ける問題」などのベタなあやや曲が違和感なく共存して、聴きなれないテイストの曲と繰り返し歌われている定番曲が互いに引き立てあって魅力を増しています。「松浦亜弥」は「あやや」を切り捨てて新しい「松浦亜弥」になるのではなく、「あやや」を内包して「松浦亜弥」になっていると言うか、いやむしろそんな区別など意味の無いことで「どっちも私なんだよ」と松浦さんが言ってくれているかのようでした。
とにかく楽しいコンサートでした。新しい曲とあやや定番曲をバランスよく歌うとともに、バンドとダンサーの両方が付いたのもコンサートの幅を広げてくれました。観覧予定は今日だけなのが悔やまれます。もっともっと今の松浦さんの歌が聴きたいです。


なお僕の席は夜が20列左サイド、昼が最前中央でした。その昼公演では僕の隣の女性客が松浦さんの目にとまり、こんなやり取りがありました。


あのですね、お客さんで一人すっごく気になる方がいまして。

从‘ 。‘)<あなた!。

(女性客。今ツアーのLOVE涙色のコスチューム)

こっちに来て貰ってもいいですか?。
はい、そしたらみんなに見えるように前向いて。
これ、私最初に見た時から釘付けですよ。
作るのにどれくらい掛ったんですか?。

客「昨日、一晩で作りました」

从‘ 。‘)<すげー!

お名前は?。

客「ゆうです」

ゆうさんに拍手!
(以上2ちゃんからのコピペ)

このときゆうさんは松浦さんから手を差し伸べられ握手もしてもらっていました。こんなミラクルな場面を文字通り目の前で見ることができたのがいい思い出です。


また同じ昼公演では、おそらく史上最大級の歌詞とばしがありました。「砂を噛むように…NAMIDA」で松浦さんの歌が止まり、観客が歌ってつなぐと松浦さんも歌詞を思い出して口を合わせ始めましたが、タイミングを測るかのようになかなか歌い始めません。結果かなり長い歌詞飛ばしになりました。
それが1番のみならず2番でも同じような箇所で起こりました。さすがの松浦さんもこれには動揺を隠し切れず曲の最後、一瞬沈黙でためて「笑いながら」とゆっくり歌って締めるところで、今度は歌詞を忘れたわけではないでしょうが、歌い出せなくなってしまいました。まるでバンジージャンプに挑む人が飛び込み台の上で躊躇するかのようです。本来は沈黙すべきところながら観客から「がんばれー」と声がかかります。松浦さん息を整えて歌い出そうとするのですが叶わず、とうとう客に歌わせて終わるというハプニング!(笑)。
そんな焦って困ってパニくってる松浦さんの表情を最前で見ることができたのもいい思い出です(笑)。