4/16(日)昼・松浦亜弥コンサート@宇都宮市文化会館その2

松浦亜弥

松浦さんが、自分自身とても楽しみにしている様子で言いました。「私の新しい世界へとご案内します。」ステージにはピアノと4人編成のストリングスがスタンバイしています。松浦さんは座って歌います。観客も着席観覧です。


「ね〜え?」
ピアノの前奏が数小節、最初何の曲だかわかりませんでした。CDで聴き慣れたアレンジとは違う、何が始まるのかわからないワクワク感が高まります。この前奏だけでも感動です。オリジナルでは歌詞に詰め込まれた喜怒哀楽を、ジェスチャーを多用して全身でコミカルに表現していますが、ここでは座って歌うために表情や歌い方、声色に表現を濃縮しています。


「LOVE涙色」
ピッチを確認するために鳴らすようなピアノ前奏を受けて頭のサビ抜きで歌い始めます。アカペラです。AメロBメロを歌いきり、サビの最後で伴奏が入り、間奏をはさんでサビをもう1回歌って終わります。この曲は以前NHKの歌謡チャリティーコンサートでオーケストラをバックに歌っていますし、ストリングスアレンジはハマると思うのですが、あえてアカペラ主体で歌うところがニクイ演出です。


「初めて唇を重ねた夜」
ここから4人編成のストリングスが活躍です。アレンジは原曲のイメージに近いですが、松浦さんの歌は全然違います。原曲における少女のまっすぐなひたむきさとは異なり、豊かな情感と艶やかな声で、歌に深みと奥行きが増しています。大人による大人の歌です。このコンサートもいずれDVD化されるでしょうが、この曲は今の松浦さんがレコーディングしたものをCDでも聴きたいです。


つづく。