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爆音娘。の思い出をもうひとつ。
初めて行った爆音は、予想以上に暑くて臭くてキショイ男ばかりの空間でした。そんな中、近くに若い女の子がいました。まさか女性が単身乗り込んでくるような場所だとは思わないですから、スタッフか関係者かな?と思いましたが、どうやら純粋に客のようでした。
彼女の姿はスタッフの目にも留まったようで、前の方に招かれ、ついにはお立ち台?にまで登りつめました。お立ち台での彼女は、遍く全てのキショイヲタどもに慈愛に満ちた微笑みを振りまく、天使か聖母のように見えました。
その後僕は居酒屋に行って長い休憩を取ってから終演間際の会場に戻ると、彼女は相変わらずお立ち台で笑顔を絶やさず踊っていました。途中で多少の休憩は取っているかもしれませんが、それでもこの空間で6時間以上踊り続けているわけです。僕は彼女に畏敬の念を覚えるとともに、居酒屋に逃げていた自分の惰弱さが恥ずかしく、次回は絶対最初から最後まで踊り続けてやると心に誓ったのでした。
というわけで、僕がその後も爆音に行くようになったのは彼女に負けまいという気持ちもあったからです。東京や名古屋の爆音に何回か行かれた方は、彼女が誰だかわかりますよね。彼女はその日、黒いTシャツを着ていました。