初めての爆音娘。

亀井絵里2004-06-30

八王子さんの「楽しんだモン勝ち」というコメントで思い出すのは、やはり爆音娘。です。
僕が初めて爆音娘。に行ったのは、2002年7月6日(土)、新宿スペースMでの プッチ爆音でした。最初は正直ちょっとひきました。何だこの空間は!暑い!汗臭い!人多過ぎ!ヲタの特盛りつゆだく状態に圧倒されました。当時はモーニング娘。以外のハロプロ楽曲はほとんど知らなかったし、フリも全然覚えていなかったし、踊ろうにも周りの汗ヌルヌルなヲタと接触するのも不快で、あまり楽しめませんでした。
それでも苦行に耐えるような気持ちで踊っていると、だんだんフロアの雰囲気にも、異様な湿度のため天井から滴るヲタ汁という名の水滴にも、周りのヲタの汗ヌルヌルにも慣れてきました。「This is 運命」のモッシュも、予備知識なしの初体験初参加。日常生活でこんなに他人とぶつかり合うことないですから、非常に楽しかったです。
しかしさすがに疲れますので、途中で一緒に来ていた友人と近くの居酒屋へ避難しました。慣れない体験で疲れた身体を休め、のんびりと過ごしているうちに空は明るくなってきました。そのまま帰ってしまうことも考えたんですが、最後にもう一度あのヲタの海に飛び込んでみたいと思い会場に戻りました。
ちょうど恋愛レボリューション21がかかっていました。少し人口密度が低くなった空間で殆どの客が恋レボのフリを踊っていました。その姿がなぜか実に感動的で、自分は今まで何をやっていたんだ!せっかく参戦したんだから楽しんで終わらなきゃ!、という衝動に駆られました。少しでも前の方に行きたくてヲタの波を掻き分け、気持ちよく踊って終わることができました。
帰り道、興奮冷めやらぬ気持ちで、絶対次回も行こう、楽しもう、そのためには知らない曲をおぼえなきゃ、と決意し、以後モーニング以外の曲、タンポポ・プッチ・太シス・メロン・平家みちよなどのCDを続々と入手していく日々が始まりました。ヲタもだちもどんどん増えていきました。その多くは、直接的に、あるいは間接的に、爆音を通じて知り合った人たちです。思えばこの爆音初参加が、僕のモーヲタへの栄光の転落人生(笑)を決定付けたのだなあと思います。