あいぼんが、文化祭を控えて浮かれモードのみんなに「地球温暖化について自分たちにできることを考えよう」という趣旨のことを言いたくて話を始めたら、「じゃああなたは電気使ってないの?ろうそく1本の生活に戻りたいの?音楽だって聴きたいしメールだってしたいでしょ?わたしたちが便利に生活できるのはみんな電気のおかげなのよ!人類は火を使い始めてから進化してるのよ!」と、細かいところは不正確ですが、だいたいこんなことを言われて責められていました。ありがちな極論ですね。
あいぼんの言わんとするところ、それすなわちこのミュージカルのテーマでもあり、繰り返しますが「地球温暖化について自分たちにできることを考えよう」ということですね。確かにこのミュージカル見て、携帯の充電器は充電終わったらコンセントから抜かなきゃ!と思った人はけっこういるかもしれません。それはそれでいいことですが、そういう個人レベルの行動が個人レベルにとどまらずに、社会的なムーブメントにならないと世の中は変わらないわけで。それでも変わらないかもしれない。・・・ある意味話が極論に向かっていきそうです。人類の存在自体が悪だ、とか(苦笑)。結論なんか出ませんので、結局自分でできることをやるしかありません。とりあえずノートパソコンのACアダプター抜いて電気消して寝ます(笑)。


I WISH学園のみんなも、それぞれ自分にできることを始めて、16年後の学園の危機、体育館の爆発は回避できました。でもその先もずっとI WISH学園は安泰なのだろうか?危機が先延ばしされただけではないのか?今度は20年後、30年後の愛ちゃんからSOSの電話がかかってくるのではないか?そんなことを考えたミュージカルでした。