今日の日記

今日は知人の結婚披露宴に行ってきました。開宴前のBGMでチェット・ベーカーが流れていました。そういえば村上龍の「69」で、主人公がジャズクラブで女の子と待ち合わせをするのでマスターにムードのいいBGMを頼んでおいたのに、女の子が入ってきたらジョン・コルトレーンの「アセンション」がかかった、という場面がありました。「アセンション」というアルバムは、「69」から引用すると「ジョン・チカイやマリオン・ブラウンが吹く屠畜場の豚のようなアルトサックスに、長山ミエは、その切れ長な目尻を極限まで吊り上げた」という感じの作品です(笑)。今この会場に流れているのがチェット・ベーカーの甘い歌声ではなく屠畜場の豚のようなアルトサックスだったら、来席者はどんな反応するだろう、なんて不謹慎なことを想像して、ひとりニヤニヤしてしまいました。